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平安女性の白化粧 Face powder .

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写真: 平安女性の白化粧 Face powder .

写真: Invisible Barrier;間合いの極意 写真: Stone columns of The talisman against evil;  泰山石敢當、魔除けの石標

Heian Period. Aristocratic lady was the white makeup to the face. Main component of face powder is mercuric chloride. Cinnabar is one of the pigments often used since ancient times.

 平安時代、貴族の女性は顔に白塗りをした。寝殿造りは開放的な造りだが、あまり光が入らず奥まった場所は暗かった。夜、燭台の数も少なくほの明るい程度。そのためもあって白粉が使われた。

 白粉は鉛白(塩基性炭酸鉛)と甘汞(かんこう、塩化第一水銀)がある。鉛白の白粉は鉛中毒のため皮膚に染みが出来やすかった。 水銀の白粉は中毒により歯茎が黒ずみ抜け落ちることがあった。口元を隠す為に扇子が使われた。

辰砂(丹砂たんさ)を焼くと水銀の蒸気(有毒)が発生し、これを冷やすと水銀が抽出できる。
赤土、塩に少量の水銀を混ぜ、約600度で4時間、宝付(ほっつき 素焼きの壷)で焼く。宝付の上蓋の内側に白い結晶が付く。これを刷毛で集めたのが白粉。伊勢白粉として広まった。
※東大寺大仏鋳造や再建では金メッキのために丹生水銀が使われたという記録がある。*東大寺造立供養記

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